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和歌山のカジノリゾート誘致、わずか「4」票差で否決

和歌山県が誘致を進めるカジノを中核とした統合型リゾート(IR)について、県議会は20日、事業計画である「区域整備計画」を反対多数で否決されました。

これにより4月28日の期限までに国に計画を提出することは困難となり、和歌山へのIR誘致は頓挫しました。

昨年8月に横浜の市長選で反対派が当選し、誘致を撤回されたことに加えて和歌山も撤退することが決定となりました。

20日の本会議では、議長を除く40人の投票が行われ、賛成「18」、反対「22」だった。

計画では、2027年秋頃の開業を目指し、カナダ系の「クレアベストニームベンチャーズ」(東京)など3社を中核とした事業者が、和歌山市の人工島・和歌山マリーナシティの約23・6ヘクタールに、カジノ施設(約5万5000平方メートル)のほか、宿泊施設や国際会議場を整備。

県議会では、IR開業に伴う経済効果への期待の一方で、資金計画を不安視する声が上がっており、19日の特別委員会では、事業者側が、初期投資4700億円のうち7割を銀行などから借り入れ、残りを企業15社の出資などで賄うと説明。

議員が不信感を募らせた最大の要因として、事業者である「クレアベスト・グループ」(カナダ)が最後まで納得いく資金調達のスキームを示せなかったことで、「出資を確約する文書がない」などと疑問視する意見が相次ぎ、計画は議員15人中10人の反対で否決されていた。

反対票を投じた玄素彰人(げんそ・あきひと)議員(自民)は「事業者の不誠実な対応が続き、最後まで不安が解消されなかった」と述べ、藤山将材(まさき)議員(同)も「今の提案内容では、とても国の審査には耐えられない。今は『勇気ある撤退』をすべきだと判断した」と明かした。

IR実施法では、県が国に計画を提出するには、県議会と立地自治体の同意を得る必要がある。和歌山市議会は3月末に計画を承認していた。

一方、長崎県議会は20日、佐世保市の大型リゾート施設「ハウステンボス」にIRを誘致する計画を可決した。すでに議決を得ている大阪府を含め、2府県が国に計画を提出する見通しとなった。国は夏頃に最大3か所を選定する。

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