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英国ギャンブル委員会がライセンシーの疑わしい行為へ注意を促す

英国のライセンシーは、Gambling Commission(ギャンブル委員会)から不審な活動の増加に注意するよう警告を受けました。

ここ数ヶ月、国家犯罪庁(NCA)に提出されるこのような報告が大幅に増加していることに懸念を示します。

Covid-19の大流行により、オンラインギャンブルをする人が大幅に増えました。

それに伴い、不審な行動も増加しています。ギャンブル委員会は最近の会報で、NCAがマネーロンダリングおよびその他の犯罪の増加に関する提出物をより多く受け取っていることを指摘しています。

その内容は、Covid-19パンデミックの関係で、利用者が増えた半面で事業者は徹底したチェックを行い、問題があればすぐに報告することが重要であると強調しています。

もしライセンシー(サイト側)がこれを怠れば、犯罪行為を犯すことと同等であり、さらには、責任を問われる可能性もあります。

英国のマネーロンダリングに関する現行法は、2020年1月に更新されました。

この内容は主にカジノの活動により焦点を当てており、更新された法律では、オペレーターが疑わしいアカウントに対して徹底した注意義務および努力(デューデリジェンス)を行うことが強調されています。

また、UKGCの報告書では、オペレーターは、複雑な取引や大規模な取引にもっと注意を払う必要があり、また、不審なパターンにも注意を払う必要があると述べています。

最近の不審な活動の増加を受けて、NCAはこれらについて厳しく求めています。

事業者が直面している最大の課題の一つは、暗号通貨です。暗号通貨は追跡が困難なため、NCAでは暗号通貨に対して高リスクであるとしています。

英国ギャンブル委員会は、オペレーターに対し、これらの支払いを警戒し、監視するよう促しています。

暗号通貨を利用した詐欺は、今後数年間でさらに増加すると予想されていますが、オンラインカジノを通じて、さらに普及すると思われます。

また、組織犯罪の増加についても警告が出され、世界的に増加していると指摘されています。つまり、オペレーター側は顧客の資金の出所に細心の注意を払う必要があります。

 

■近年組織犯罪と詐欺が増加傾向であることも懸念材料に

高リスクの第三者国にリストされている、バルバドス、ケイマン島、カンボジア、セネガルが含まれています。

そして最近、パキスタンからの不審な活動が増加したため、このリストに追加されました。

これらの国はいずれも、マネーロンダリングが温床しており、組織犯罪や租税回避での利用が多いためです。

イギリスでは、Covid-19のパンデミックが始まって以来、サイバー犯罪における全体の数が多いとも発表しています。

5月には、英国の国立サイバーセキュリティセンターが報告書を発表しました。

この報告書によると、オンラインカジノでの違法行為や詐欺の件数はなんと「15」倍に増加しているとのことです。

これらの詐欺は、電子メールキャンペーンを使って行われており、有名なオンラインカジノサイトと偽って銀行口座情報やオンラインのパスワード、ユーザー名を盗み取ります。

オンラインカジノの利用者自体が世界中に広がりを見せること自体は業界全体が活性化するので良いことではありますが、その反面、オンラインカジノ運営側がしっかりとしたマネーロンダリング対策を中心にプレイヤーが安全に利用できるようにするための企業努力を怠らないようにしないと犯罪の温床にもつながりやすくなってしまいます。

英国で法律が更新されたということは危機感を感じているという他なりません。

プレイヤー側もこのレポートを受けて、しっかりと安全に利用できるオンラインカジノを選ぶ必要があります。

 

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