スウェーデンがオンラインカジノ市場シェアでEUをリード

【European Gaming and Betting Association (EGBA) 】と【 H2 Gambling Capital (H2GC)】 が発行した European Online Gambling Key Figures 2022 は、ヨーロッパ大陸でオンラインカジノがどの程度のマーケットシェアを獲得しているか、興味深い内訳を示しています。

歴史的にヨーロッパのギャンブルは、ランドベースの施設やスポーツベッティングに限られていたことを考えると、このデジタルゲームの視点は、規制、インターネットの普及、モバイル利用、ライブカジノゲームを含むオンラインカジノ体験の進歩の力を物語るものだと思います。

オンラインカジノゲームはスウェーデン市場を支配し、年間賭博の80%を占めており、次いでラトビアとリトアニアがそれぞれ75%と63%となっています。しかし、これら3つの地域の年間ゲーム収入は30億ユーロ未満であり、このため、チャンスゲームに対する愛情がほとんど認識されていないのが現状です。

オンライン・ギャンブルは営利目的の産業であるため、事業拡大を目指すオペレーターは、ドイツ、イタリア、スペインといった地域に注目することが多いようです。これらの国ではオンラインカジノの普及率が30%未満であるにもかかわらず、年間GGRで約120億ユーロ、160億ユーロ、70億ユーロを生み出しています。

ギャンブルタイプ別スロット市場シェア

H2GCのレポートでは、過去2年間にヨーロッパ人が楽しんだ様々な形態のギャンブルについて掘り下げています。ただし、各商品のGGRは、この地域の年間GGRの100%に寄与するものとして紹介しています。

さまざまな国が時間とお金をかけているギャンブルを見て、注意した点を紹介します。

キプロス（79%）、マルタ（68%）、スロバキア（65%）、ルーマニア（63%）、ポーランド（60%）では、スポーツベッティングが現地でのギャンブル支出の大部分を占めています。

ビンゴはベルギーで21%、アイルランドで12%、ルクセンブルグで10%と足場を固めています。

ポーカーは、フランスで11%、アイルランドで10%、オランダで9%と、強固なプレイヤー基盤を有しています。

H2GCがキプロスとフランスのカジノGGRを報告したことは、両国のゲームが禁止されているにもかかわらず、興味深いことでした。

このデータプロバイダーによると、キプロスとフランスのカジノプレーヤーは、オフショアゲームサイトでプレーすることで、それぞれの国の年間GGRの15%と13%に貢献しているとのことです。