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GambleAwareが新たな試験的スキームの計画を発表

イギリスにあるギャンブル慈善団体「GambleAware」は、ギャンブル依存症に苦しむ人々のための宿泊型リハビリテーションプログラムの新しい試験型プロジェクトを発表し、このサービスの入札を行っています。

GambleAwareという団体は、ギャンブルに特化した英国の代表的なチャリティ団体の1つであり最も有名な団体と言えます。

この慈善団体は、これまでに何千人、いや何万人ものイギリスをはじめとするギャンブラーが、ギャンブル依存症に取り組むために必要な支援を受けられるようにしてきました。

GambleAwareは、この分野の代表的な慈善団体として、英国政府およびUnited Kingdom Gambling Commissionと密接に連携して、ギャンブル依存症に悩む人々をイギリスをはじめとしたほぼすべてのカジノおよびブックメーカーは、同国の全国的なGamble Responsiblyプログラムの一環として、GambleAwareへのリンクを提供しています。

同社は、2016年から5ヵ年計画の中で、より多くのギャンブル障害への取り組みを支援するだけでなく、年間でさらに1,000万ポンドを調達できることを目標に掲げています。

■資金調達のために
GambleAware社は今回の試験的なプロジェクトの中で、居住施設のケアに関しては、既存のシステムにギャップがあることを知っていると述べており、同社の調査結果や研究は、「治療ニーズとギャップ分析」や、GambleAware社の「全国ギャンブル治療サービスの年次統計」によっても裏付けられています。

今回のパイロットプロジェクト(試験的なプロジェクト)は、これらのギャップを埋めることを目的としており、このプロジェクトには100万ポンドの費用がかかるとしています。

また、このプロジェクトは、3年間にわたって行われ、心のケアをはじめとした大人のためのリハビリテーションを提供できる資格を持った組織からの資金提供が望まれています。

ギャンブル依存症だけでなく、アルコール依存症や薬物依存症を併発している人にもこのプロジェクトを行うとしています。

GambleAwareは、6月18日(金)に提案を審査するためのイベントを開催しました。

このイベントでは、入札者がプロジェクトに関する質問をしたり、問題点を指摘したりなどのディベートが出来るイベントです。

このイベントに参加できなかった方のために、その後、GambleAwareのウェブサイトにFAQのリストが追加され、資金援助を募ります。

応募に関しては7月16日に締め切るとしています。

 

■背景に何が??助けを求める英国人ギャンブラーが増加

イギリスではパンデミックの影響からか、過去12ヶ月間にオンラインギャンブルをする人の数が増加しており、GambleAwareは問題の発生を抑制するために活動を強化しています。

ギャンブル依存症の可能性が高い地域を特定する地図を作成して、地域ごとに取り組みを行っています。

2019年の調査ではギャンブル依存症患者の54%が支援を求めていることが分かりましたが、今回の調査では63%にまで増加しています。

このように需要が高まっていることから、同チャリティを求め、ギャンブル業界の健全化や苦しむ人の支えとなることを行っています。

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